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LM324 は4つの高利得アンプからなるクアッド OP-AMP ICです。 この4つのOP-AMPは、単一の電圧源から動作させることができます。 しかし、電圧分割供給も可能です。 また、周波数補償を内蔵していますので、幅広い周波数帯域で動作させることができます。 また、LM324は電源電圧にほとんど依存せずに電流を供給することができます。 各種ロジックとの親和性は高く評価できます。 入力のバイアス電流とクロス周波数は、ゲイン等倍で温度補償が可能です。 動作に必要な2つの電源が不要になります。 差動入力電圧は接地電圧と等しく、100の大きなDC電圧利得も容易に実現できます。

ピンアウト詳細 LM324

LM324 には、CDIP、PDIP、SOIC、TSSOPとして14ピンがあります。 すべてのパッケージの物理的な寸法については、データシートを参照してください。 ピン配置図とその詳細を以下に示します。

LM324 ピン配列図

1 (出力1-出力4) 1 (出力1-出力4) 1 (出力1-出力5)

PINS Details
1 (出力1-出力1) このピンから第1OPアンプの出力を取得
2 (入力1-入力2) 1 (出力1-出力3) 第1OP-AMPに反転入力電圧を印加する端子
3 ( 入力1-非反転入力 ) 第1OP-AMPに非反転入力電圧を印加する端子
4 (Vcc ) 供給電圧接続用端子。
5 ( 入力2-非反転入力 ) 第2OP-AMPに非反転入力電圧を印加する端子です
6 ( 入力2-反転入力 )
5 ( 入力2-反転入力 )
5 ( 入力2-反転入力 )反転入力) 2nd OP-AMPの反転入力電圧印加端子
7 (出力2-出力2) 2nd OP-AMPの出力取得端子
8 (出力3-出力 出力3) 第3OP-AMPの出力を得るための端子
9 ( 入力3-反転入力 ) 第3OP-Aに反転入力電圧を印加するための端子です。AMP
10 ( 入力3-非反転入力 ) 第3OP-AMPに非反転入力電圧を印加するための端子です。 GND) シングル電圧動作の場合はグランド、デュアル電源動作の場合は2番目のVeeを接続します
12 ( 入力4-非反転入力 ) 第4OPアンプへの非反転入力端子
13 ( 入力4-電源入力 )反転入力) 4thオペアンプに反転入力電圧を印加するための端子
14 (出力4) 4thオペアンプの出力を得るための端子

同等オプション

他にこのオペアンプと同等なものは LT1014, LT1014A, LM124, LM128, LM224, LM248

代替品

その他の代替品 AD620, LM4871, LM709, LM201

LM324 Quad OP-AMP 特徴

LM324の動作電気仕様と特徴を示すと、このようになります。

消費電力(WPDIP (mW)

パラメータ LM324
入力オフセット電圧 (mV) 3
入力バイアス電圧(A/B) 電流 (nA) 100
入力オフセット電流 (nA) 30
入力同相電圧範囲 (V) – (入力同相電圧範囲)1.5
大信号電圧利得(V/mV) 100
消費電流(mA) 3.0
コモンモード除去比(dB) 85
アンプ間結合 (dB) -Q120
電源電圧除去比(dB) 100
電源電圧(V) 32
消費電力 —————————————————————————— 32
1130
許容損失(PW)CDIP (mW) 1260
消費電力-SOICパッケージ (mW) 800
接合部-パッケージ間周囲熱抵抗 (℃/W) 88
差動入力電圧 (V) 32
出力対グラウンド短絡(シングルアンプ) Continuous
リード温度(ハンダ付, 10秒)(℃) 260
接合部温度(℃) 70

どこで、どう使うのか?

LM324 は単一電源で動作させることができます。 また、2つの電源で使用することも可能です。 使用する端子またはピンは、4番と11番ピンです。 この1電源または2電源で、4つのOP-AMPがすべて動作します。 1 番目の OP-AMP は、4 番ピンと 11 番ピンに反転入力があります。 2番ピンは反転入力、3番ピンは非反転入力です。 1 番目の OP-AMP の出力は、1 番ピンで得られます。 2 番目の OP-AMP は、2 番ピンが反転入力、3 番ピンが非反転出力です。 6番ピンが反転入力、5番ピンが非反転入力です。 2 番目の OP-AMP の出力は、7 番ピンで得られます。 第3のOP-AMPは、6番ピンが反転入力、5番ピンが非反転入力です。 9番ピンが反転入力、10番ピンが非反転入力です。 3 番目の OP-AMP の出力は、8 番ピンに得られます。 第4のOP-AMPは、9番ピンが反転入力、10番ピンが非反転入力です。 13番ピンが反転入力、12番ピンが非反転入力です。 14 番ピンが 4 番目の OP-AMP の出力となります。

LM324の回路例

Bi-Quad Filterの例

LM324 ICの4つのOP-AMPすべてを使用するアプリケーションの1つがBi-Quad Filterで、以下のようなものです。

lM324 Bi-Quad Filter example

Wien-bridge oscillator example

Wien-bridge oscillatorにLM324を使用した場合の回路図は以下のとおりです。

lM324 ウィーンブリッジ発振器の例

LM324を使った暗検出器の例

この暗検出器の例では、LM324をコンパレータとして使っています。 光依存抵抗は、光センサの一種です。 LDRは、周囲の光の強さに応じて抵抗値が変化します。 したがって、このフォトレジスタを光センサとして使用することで、暗さを検出したり、光を測定したりすることができます。

LDR を使って光を測定することもできます。

  • Light-dependent resistor interfacing with pic microcontroller
  • light sensor and street light control using Arduino
  • Auto intensity control of street lights using pic microcontroller

上記のプロジェクトで LDR とマイクロコントローラーをインタフェースしているのはこのとおりです。

暗闇検出器の動作

この回路の動作は非常に簡単です。

  • オペアンプの14番ピンの出力端子に100ΩでLEDを接続します。 LDRが光を検知するとすぐに点灯します。
  • LDRの周りに光があると、LEDは消灯したままになります。
  • コンパレータとしてLM342Nを使用します。 反転端子はLDRの出力に、非反転は可変抵抗に接続します。
  • 13ピンの電圧が12ピンの電圧より大きいとき、コンパレータ出力は5ボルトの出力を出します。

LM324 暗電流検出回路例

LM324 応用例

LM324の応用例は次の通りです。

  • 電圧基準プロバイダ
  • ワインブリッジ発振器
  • 電圧フォロワ
  • ファンクションジェネレータ
  • ユニティ・ゲイン反転アンプ
  • 高インピーダンス差動アンプ
  • ヒステリシス付き比較器
  • Bi-Big.4倍波フィルタ
  • 三角波発生器
  • 多重帰還型バンドパスフィルタ
  • 計測アンプ
  • 方形波発生器
  • ヒステリシス付き比較器

2D Physical diagram

PDIP14ピン機械寸法は、下記の通りであります。

2 次元図

に示す。

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