はじめに
今回は構図テクニックとしての線の使用について3回目の投稿をします。 今回は、斜めの線を入れることで写真に与える影響について見ていきます。
斜めの線は、今も昔も写真に加えるべき重要な要素です。 緊張感や躍動感を演出し、特定の方向に視線を誘導するために使用できます。
写真に線を加えることは、写真を壁に掛けるようなものです。 完璧に揃えるか、わざと悪く揃えるかのどちらかです。
線同士がほとんど揃っていると、まっすぐにする必要があるミスのように見えます。
斜めの線は、水平や垂直の線と同じように写真の枠に比べられるわけではありません。 自由に動き回って、思い通りのことができるのです。 このことが、いろいろな意味で、より便利になっているのです。
3種類の斜め
写真には3種類の斜め線があります。
- 実際の斜線
- 風景の中に斜めに置かれた物体
- 視点が作る斜線
後者はもう見ることもないくらいに馴染み深いものでしょう。
周りを見ているだけでも、斜めの線を見つけるのは簡単です。 難しいのは、それをクリエイティブに使って構図に加えることです。
ここに、ラスベガスのストリップの写真があります。 真正面から撮れば、比較的まっすぐな写真になるはずです。 横から撮影することにしたため、斜めになりました。
次は、建物に使われている斜めの線を撮影したものです。 この屋根の写真は斜め線がないと撮れません。
そして下はカメラの視点によってできた斜め線セットです。
視線を誘導する
斜め線は、写真家が画像の中のあるポイントに視線を誘導するために使うことができます。 斜めの線はこれを行うのに極めて効果的です。
斜めの線が交差することで緊張感が生まれ、視線はこのポイントに集中します。
ビーチで岩に座っているモデルの下の写真を見てください。 背景の斜めの線が、写真の上方、頭の方に注意を向けているのがわかると思います。 これは、見る人の注意を特定の特徴に向けさせたい場合に特に有効です。
同様のテクニックは、下の写真でも実施されています。
奥行き
視点によってできる斜めの線は、減光効果があり奥行き感を演出することができるのです。 上の写真をもっと遠くから撮影していれば、奥行きのある写真になったことでしょう。
もう1つ、斜めのラインで奥行きを出す方法として、下の写真のように、写真の中に道を入れてみるのもいいでしょう。 この小さな簡単なテクニックで、私の写真はぐっと面白くなりました。
Vertical Into Diagonal
視点に関する典型的な問題は、垂直または水平線の見え方が変わってしまうということです。 視野角のわずかな変化で、下の写真のように垂直が斜めに見えることがあります。
これは必ずしも悪いことではありません。この効果を完全に避けたい場合は、望遠レンズを使って遠くから撮影します。
テンション
人工物ではあまり使われない斜め線ですが、写真では普段見えないところにコントラストやダイナミックな緊張感を与えるのに役立ちます。
下の写真を見てください。 一見すると普通の写真です。 6457>
複数の斜線
下の写真でわかるように、写真の中に複数の斜線があると、緊張感が生まれます。
空の星の動きのような、より微妙な対角線は、この方向性を強化するのに役立ちます。
これらのすべては、あなたの目が写真の特定のポイントに集中することになります。 これは通常、対角線が終わる場所、右側です。
不安定
建物の対角線を見慣れないため、特に安定しているとは考えません。 もし、写真を不安定に見せたいのであれば、対角線を追加してください。
複数の対角線を入れるとさらに効果的です。
下の私の写真を見てください。 岩の形、防波堤の方向、そして私のモデルのポジショニングから、無数の対角線が見えてきます。
場所の性質とモデルの不安定なポジショニングから、写真全体が不安定に見えることがわかります。
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