Abstract
PIP: Brundtland Commission(環境と開発に関する世界委員会)の報告書が国連から発表された。 報告書では、環境の存続には開発が必要であり、開発は地球環境の資源が保全されて初めて可能となることを指摘している。 国連や世界銀行は開発にコミットしなければならないが、開発は貧困、人口過剰、女性の地位などの政治・経済・社会的要因と表裏一体であるため、各国は独自の戦略を考案しなければならないとしている。 報告書は3つの具体的な勧告を行っている。 環境と開発に関する世界宣言を行い、その後条約を締結すること。 原子力発電の安全性を高めるとともに、原子力発電に代わるエネルギー源を見つけることが最優先されるべきである。 その他、砂漠化、酸性雨、温室効果、オゾン層の破壊とそれに伴うガンの増加などの環境問題がある。