細菌細胞の構造について読んだとき、鞭毛とグラム陰性細菌に見られるさまざまなタイプの鞭毛配列について学んだかもしれません。 グラム陽性菌の多くは無毛(鞭毛がない)なので、運動性はありません(エンテロコッカス・ガリナラムやE. カセリフラバス/E. フラベセンスというグラム陽性でカタラーゼ陰性球菌は、一般に運動性があります。 )
ですから、細菌の運動性については、ほとんどがグラム陰性菌の話なんですね。
皆さんは、血液寒天培地やマッコンキー寒天培地でプロテウス菌のコロニーを鑑賞し、その特徴的な群泳パターンで同定したことがあるかもしれませんね。 また、特定の条件下で非運動性になる細菌や、運動性の特徴に関するいくつかの大きな例外についての情報もあります。
Characteristics types of Bacterial Motility
Types of Motility | Bacteria |
Tumbling motility | Listeria |
滑走運動 | マイコプラズマ |
静止運動 | クロストリジウム |
ダーティング運動 | コレラ菌 |
Swarming motility | Proteus spp. Clostridium tetani |
Corkscrew motility (lashing, flexion extension motility) | Spirochete |
Alcaligenes are motile by peritrichous flagella.
Campylobacters are small delicate, spirally curved, motile Gram-negative bacteria.Thelaments of Sociology, the Lamburium tetani.
E. coli(大腸菌)は、小型で繊細な、らせん状に曲がった運動性のグラム陰性菌で、コークスクリューのような速い運動性が特徴です。 大腸菌:多くは周毛性鞭毛で運動する。 Alkalescens-Dispar groupすなわちA-D groupは非運動性である。
Helicobacter: Helicobacter属は鞭毛の房(一端に最大4-7本の鞘鞭毛が存在する)により運動する。
Listeria spp.は運動性である。 18-25℃で培養すると特徴的な転倒・回転運動をするが、35-37℃で培養すると運動しないか最小限の運動しかしない。
Proteus spp: P. mirabilisとP. vulgarisは活発に運動する(swarming motility)。 35-37℃では室温(20-28℃)ほど運動性は観察されにくい。
Pseudomonas spp: Pseudomonas属のほとんどの種は、Pseudomonas malliを除いて、1本以上の鞭毛によって運動する。
Salmonella属:Pseudomonas属のほとんどの種は、1本以上の鞭毛によって運動する。 Salmonella GallinarumとSalmonella Pullorumを除くほとんどの株が運動性である
Spirochaetes(Treponema、Borrelia、Leptospira):両端に鞭毛を持ち運動する。
原虫のEntamoeba histolyticaとGiardia lambliaの栄養体(鞭毛とうねった膜で動く)などは、湿式で運動性を示す
Vibrio cholerae.など。
Yersinia Enterocoliticaは20-28℃では運動性があるが、35-37℃では非運動性である.