12ポンド砲は、砲身から12ポンドの弾丸を発射する大砲で、グレープショット、チェーンショット、シュラプネル、後には砲弾やキャニスターショットも発射されるようになった。 チューダー王朝時代に初めて使用され、1799年から1815年のナポレオン戦争でよく使用された。 この時代、12ポンド砲は長砲身の野砲の中で最も口径が大きく、遠距離から要塞や部隊の密集地に対して円形弾を、攻撃してくる歩兵や騎兵に対してキャニスター弾を使用することができた。 そのため、12ポンド砲は大軍の得意武器であった。 その後、再設計された12ポンド砲は、ナポレオン3世の名を冠し、アメリカ南北戦争で重用された。
12ポンド砲も様々な大きさの艦艇に搭載されていた。 陸上用とは異なり、このような兵器は海軍の基準では軽いと考えられていた。 小型のフリゲート艦の主武装を形成し、比較的軽い重量が問題にならない大型艦の上甲板で使用された。 その主な武器は24ポンドと32ポンドの大砲で、敵の戦艦の船体を粉々にし、銃の乗組員を致命的な破片のシャワーで殺すことができました。 これは1837年に米軍に導入され、M1841として知られている。 メキシコ戦争ではユリシーズ・S・グラント中尉が教会の鐘楼に榴弾砲を設置し、メキシコシティを守るメキシコ軍を撃つのに使用しました。
1853年、フランスは砲弾、ショット、キャニスターのいずれかを使用できる12ポンド砲、Canon obusier de 12を導入しました。 ナポレオン砲はヴィクトリア朝時代にも使用され、アメリカ南北戦争でも活躍した。 この頃になると、パロットライフルや、ロッドマン砲のような、より強力な新型のコロンビヤードが導入されるようになった。 1859年に登場したブリーチング式のRBL12ポンド8連装アームストロング砲、ジョセフ・ウィットワースの野砲、ジョン・A・ダールグレンが発明し南北戦争中に連邦海軍が使用したボート榴弾砲などがこれにあたる
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