すべての患者への推奨事項
メトホルミンによる胃腸への副作用を減らすため、アクトプラスメットXRは食事と共に服用してください。 – 15mg/1000mg又は30mg/1000mgを1日1回投与し、治療効果及び忍容性を十分に評価した上で、必要に応じて徐々に漸増する – NYHA1級又は2級鬱血性心不全の患者に対しては、15mg/1000mg又は30mg/1000mgを1日1回投与し、治療効果及び忍容性を十分に評価した上で、必要に応じて徐々に漸増する。 – メトホルミン単独療法で十分な治療効果が得られない患者:15mg/1000mg 1日2回又は30mg/1000mg 1日1回(既に服用中のメトホルミン用量による)、治療効果及び忍容性を評価した後、必要に応じて漸増する、 – ピオグリタゾン単独療法で十分な治療効果が得られない患者:15mg/1000mg 1日2回又は30mg/1000mg 1日1回、治療効果及び忍容性を評価した後、必要に応じて漸増する、 – メトホルム単独療法では不十分な患者:15mg/1000mg 1日2回又は30mg/1000mg 1日1回。 – ピオグリタゾンとメトホルミンを別々に服用する併用療法から変更する患者に対して アクトプラスメットXRは、既に服用しているピオグリタゾンとメトホルミンの用量にできるだけ近い用量で服用してください。
2000mgを超えるメトホルミンの用量は、1日3回に分けて投与した方が忍容性が高い場合があります。
患者には、アクトプラスメットXRは丸呑みしなければならず、噛んだり、切ったり、砕いたりしてはならないこと、不活性成分が元の錠剤に類似した柔らかい塊として糞中に排出されることがあることを知らせる必要があります。
アクトプラスメットXRの投与開始後または増量時には、体重増加、浮腫、鬱血性心不全の兆候や症状など体液貯留に関連する有害反応について患者を注意深く観察してください。 アクトプラスメットXRの投与開始前に、肝機能検査(血清アラニンおよびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、総ビリルビン)を実施する必要があります。 アクトプラスメットXRによる治療中の肝臓検査の定期的なモニタリングは、肝臓疾患のない患者には推奨されません。 アクトプラスメットXRの投与開始前に肝機能検査に異常があった患者、またはアクトプラスメットXRの投与中に肝機能検査に異常が認められた患者は、「警告と注意」に記載されたとおりに管理すること。