テストバッテリーとは、短期間(通常1~2日以内)に行われる複合テストのことを指します。 単発のテストに比べ、テストバッテリーの利点は、アスリートの状態をより複雑にフィードバックし、複数の能力を評価することができる点である。 反対に、テストバッテリーは、通常、単一のテストと比較して、アスリートにとってより過酷なものである。 例えば、ボート競技は筋持久力を必要とするスポーツであり、高い持久力、筋力、パワー、協調性、スピード、バランスなどが要求されるため、テストバッテリーはパフォーマンステストだけでなく様々なテストから構成される。 もちろん、これらすべてのパラメーターを常に一緒にテストすることは有用ではありませんが、場合によっては有用です。 したがって、漕ぎ手の2日間のテストバッテリーの例は、次のようになる。
1日目 – 1) ローイングエルゴメーターで最大ストロークを5回行い、最大パワーを測定する。
2)2000m最大漕ぎで、特定の漕ぎ手のパフォーマンスを決定する
2日目 – 1)20回の最大ストロークで、最大乳酸パワーを決定する
2) 6000m最大レースで有酸素能力を決定する
Jensen(2005)は前述のバッテリーに60分テストを追加し、これらのテストに基づいてトレーニング提案を作成しました(図1)。
図1.漕ぎ手のための4日間テスト(Figure 1) Jensen (2005)が開発した漕ぎ手のための4日間テストシリーズ
これらのテストの黄金基準または参照は、特定の漕ぎ手に近似している2000mテストである。 他のテストの推奨範囲は、最後の列に示されており、推奨値内に収まらない場合は、アスリートが集中する必要がある能力である。 例えば、60分テストが2000mテストの結果の約70%であれば、その選手は基本的な有酸素能力を欠いている。
この種のテストバッテリーは、単一のテストと比較して大きな利点があるが、選手への負荷が大きく、実際のトレーニングプランに合わせることが難しいため、あまり頻繁に行うことができない。 例えば、体重の増減が大きいスポーツ(レスリング、柔道、ウェイトリフティングなど)では、頻繁に体組成を検査することが重要です。 そのような種目では体組成検査は非常に重要であるが、例えばランナーにおける体組成検査は二の次である
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