足白癬の治療におけるフルコナゾール150mgの週1回投与

多施設共同オープン非比較試験で、足白癬の成人外来患者70人が、フルコナゾール150mgを週1回投与して安全性と有効性について検討した。 フルコナゾールの投与回数は平均3回であり,カンジダ菌に感染した患者では平均2回,その他の菌に感染した患者では3~4回の投与が必要であった。 治療後の最終評価では,評価可能な61例中45例(74%)で臨床的治癒が得られ,15例で大幅な改善がみられ,1例で臨床的改善がみられた。 最終投与から28~30日後の長期追跡調査では,60例中46例(77%)で臨床的治癒が得られ,13例(22%)で改善,1例で不成功であった。 白癬菌は最も多く分離された(菌学的評価可能な60例中47例)。 治療後,60例中52例(87%)で菌学的な感染症が消失した。 長期追跡調査では,59例中46例(78%)で感染が消失し,5例(8%)で感染が持続し,8例(14%)で再発した(うち6例はT. rubrum感染,2例はT. rubrumとCandidaの両方に感染していた)。 投与回数は,長期追跡調査における真菌学的効果および再発率とは相関が認められなかった。 また,根絶が困難とされる足底の感染症患者16名のサブグループにも同様の効果が認められた。 副作用は70例中5例(7%)に認められ,軽度から中等度であり,一過性で,治療中止に至ることはなかった。

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