Patterns of hormone secretion throughout pregnancy in one-humped camel (Camelus dromedarius)

Abstract

妊娠中のドロメダルラクダ8頭から末梢血清サンプルを採取し、特定の時間間隔でホルモン分泌パターンを検討した。 平均血清プロゲステロン濃度は排卵後3-4日で上昇し始め、妊娠90-100日の間は3-5 ng mL-1でほぼ一定であった。 その後、濃度は明らかに低下したが、その後は妊娠の残りの期間中、2-4 ng mL-1で再び一定に保たれた。 一方、血清エストロゲン濃度は、妊娠の最初の100日間に顕著な変動を示した。 平均エストラジオール-17β濃度は50日目頃に約100 pg mL-1まで上昇し、その後90日目から300日目まで比較的一定に保たれた。 しかし、平均エストロン硫酸濃度は妊娠初期に2つの明確なピークを示し、それぞれ約10 ng mL-1に達し、第1ピークは25日目頃、第2ピークは75日目頃に発生した。 その後、エストロゲン産生量は300日目頃までほぼ一定で、その後80日間に渡って硫酸エストロンと遊離エストラジオール-17βの濃度は共に急上昇し、分娩時にはそれぞれ46 ng ML-1と518.7 pg mL-1の平均ピーク値に到達した。 13,14ジヒドロ-15-ケトプロスタグランジンF2アルファ(PGFM)濃度は、妊娠初期320日間は100-200 pg mL-1と低く、ある程度安定していたが、その後50日間かけて急激に上昇し、出産時には1900 +/- 141 pg mL-1 mean +/- semのピークに達して爆発的に増加した。 これらの結果は、牛と同様に、妊娠中のラクダにおいても、妊娠の80%(300日目)頃に胎盤のステロイド合成能力や酵素含量に大きな変化が生じる可能性を示唆するものである。

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